肩を揉むだけじゃ解消されない!頑固な肩こりには鎖骨からのアプローチが必要!
長時間、前かがみの姿勢でスマートフォンやパソコンなどを触っている現代人に、肩こりはつきもの。肩を揉んでも楽になったと思うのは一時の気休めで、なかなか解消されませんよね。そもそも自分で、肩を揉むのも大変です。ならば肩を揉むのはおしまいにして、鎖骨に手を当てストレッチをしましょう。
肩甲骨の働き
肩こりは、肩の緊張状態と言い換えられます。このとき、筋肉が凝り固まった肩周辺では血行不良が起こっており、神経の圧迫から痛みが生じるのです。ここでいう「肩周辺」でキーポイントとなるのが肩甲骨です。両肩の真下にある骨で、腕を動かすために必要な動作の補助をしています。本来、広い可動性を持つ肩甲骨ですが、長時間にわたって前かがみの姿勢でいると、左右に広がって前に出て、動きが制限されます。すると、肩こりが起こるのです。
鎖骨の働き
肩こり解消には、肩甲骨の可動性の改善が欠かせないことがわかりましたね。そこで、もう一つ重要になってくるのが鎖骨の働きです。鎖骨は、肩の前面、ちょうど肩甲骨と肋骨を挟んで表裏に位置しています。そして、鎖骨と肩甲骨の動きは連動しています。つまり、鎖骨がスムーズに動くようにすることで、肩甲骨の動きもよくなり、肩こり解消が期待できます。
鎖骨の動きを改善するストレッチ
鎖骨の動きを改善するために、第一肋骨と鎖骨をつなぐ鎖骨下筋を、以下のストレッチでほぐしましょう。
① 右肩の鎖骨下筋の第一肋骨側に、左手を添えます。
② 鎖骨の付着部を意識して、肩を前後に10回動かします。
③ 肩を上下に10回動かします。
④ 手を反対にして、同じように①~③を行います。
前後・上下に動かすときは、添えた手で、鎖骨と肩甲骨がしっかり動いていることを確認してください。
体の前面で手が届きやすいので、肩もみより楽に行えますね。このストレッチによって、鎖骨と肩甲骨の筋肉がほぐれ、血行がよくなると、肩こり解消だけではなく、顔色がよくなったり、むくみが解消されたりします。埋もれていた鎖骨が出ることで、きれいなデコルテも現れますよ。
ぜひお試しください。