糖尿病予防にも!ダイエット食材こんにゃくを美味しく食べるための3つのコツ
こんにゃくの成分は97%が水分で、残りの3%に炭水化物、たんぱく質、ミネラルなどが含まれています。食べても太りにくく、お腹の中で膨張して満腹感を得やすいのでダイエットに向いている食材といえます。その他こんにゃくを食べることで得られる健康効果や、美味しく食べるための工夫などをご紹介します。
食物繊維グルコマンナンが大活躍
こんにゃくにはグルコマンナンという食物繊維が含まれています。非水溶性なので胃の中で解けずに腸まで運ばれ、腸内の毒素を体の外に排出する働きがあります。そのため、取りすぎた糖分や塩分、脂肪などの吸収を抑え、糖尿病や高脂血症の予防に効果的。また、腸の壁を刺激して排便を促すので便秘予防や、大腸がんのリスクを抑える効果も期待できます。
ダイエットとして摂るには注意も必要
100gにつきたったの5kcalと、かなりローカロリーな食材なのでダイエット中の食事に取り入れるのに適してはいるのですが、栄養価が低いのでこんにゃくばかり食べると栄養バランスが崩れてしまいます。他の食材と組み合わせてバランスよく摂ることが大切です。
また、こんにゃくは摂りすぎると腸閉塞を起こすと言われています。適量を守っていれば心配はないので、1日の摂取量は1枚(200~300g)に抑えましょう。
効果的においしくこんにゃくを摂る3つのコツ
こんにゃくのダイエット効果を得るには、毎日摂ることが前提だそうです。こんにゃく自体は味も淡白でボリュームがあるので、摂り続けるにはおいしく食べるための工夫が必要です。
①こんにゃくを叩いて柔らかくする
調理の前に、まな板にこんにゃくを叩きつけることで繊維が壊れて柔らかくなり、味が染み込みやすくなります。
②低温でさっと火を通す
高温で調理したり、長時間火を通しすぎるとこんにゃくは固くなってしまいます。そのため「茹で時間は短く」がポイント。アク抜き済みのものを使い、①で紹介したようにこんにゃくを叩きつける、フォークで穴を開けて火を通りやすくし茹で時間を2~3分に抑える、などの工夫がおすすめです。
③レシピに工夫を
こんにゃく料理というと基本的には煮物や炒め物のイメージ。けれど毎日同じ味つけでは飽きてしまいます。
今は一般の方のレシピサイトなどにも、こんにゃく料理のレシピがたくさん出ています。こんにゃくを細かく切って混ぜたこんにゃく入りハンバーグや、一口サイズに切って焼くこんにゃくステーキなど、満足感の得られるレシピも。ただ焼くだけでもにんにくやごま油、キムチなどを使って味付けすると食欲増進効果もあり飽きがきません。
まとめ
ダイエット効果だけでなく健康効果も期待できるこんにゃくは、高齢の方や高血圧の方にもおすすめです。家族みんなでおいしくこんにゃくを摂って、体の中をきれいにしましょう。