【冷蔵庫にいつも入っている麦茶はダイエットサポート飲料でもある】
夏の定番の飲み物である麦茶。とてもなじみ深い飲み物でありながら、ダイエットや健康面で意外な効果をもたらしています。
■麦茶の効果
麦茶には「アルキルピラジン」という血流を改善する香り成分が含まれています。アルキルピラジンは嗅ぐことで、精神を安定させ、脳を活性化することもできます。さらに「GAVA(ギャバ)」といわれる成分で、血液中の中性脂肪やコレステロールを抑えられます。これらの成分によって、血流が良くなると、代謝が上がり、痩せやすい体になります。
「GAVA」は、腎臓の働きをよくするために、体に貯まった余分な塩分を排出させつ効果もあります。余分な塩分は、体のむくみや高血圧を引き起こす原因ですので、塩分を摂り過ぎたときには麦茶で解消しましょう。
がんの原因になるといわれる活性酸素にも、麦茶の成分が働きかけることが、近年注目されています。特に「Pクマル酸」は、発がん性物質であるニトロソアミンが生成するのを抑えます。
その他にも、虫歯の原因となるミュータンス菌が筋膜を張るのを阻害したり、動脈硬化を防いで生活習慣病を予防したりと、思っている以上に広範囲で健康効果があります。
■ダイエットにつながる麦茶の飲み方
理想をいえば麦茶を毎日1.5Lほど飲むのがいいです。これは人間が一日に2~2.5Lの水分を排出しているのを、水分補給と食事で補う必要があるためです。はじめは多すぎて飲めない量に感じるかもしれませんが、朝起きた時や食事時、就寝前など、こまめに分けて、コップ1杯(200ml)飲んでいけばよいでしょう。麦茶は1.5L飲んでも、15kcalしかない
今まであまり意識せずに麦茶を飲んできた方がほとんどだと思います。まずは「飲んでいてよかった、ラッキー」と思っていただき、水分補給の飲み物で迷うことがあれば積極的に麦茶を選んでくださいね。