秋の味覚にすだちを添えれば、ダイエット食に変身!?すだちの効果を知れば皮まで食べたくなる
旬を迎えた秋刀魚や松茸の土瓶蒸しに添えられることの多いすだち。実は香りだけでなく、栄養素にも優れている果実です。ダイエット中の女性にはうれしい食材として覚えておきましょう。
すだちの果肉に含まれる栄養素
すだちの果肉には、レモンや柑橘系に共通する精油成分であるリモネンが含まれています。この香りは、精神の状態を鎮静させ、心を落ち着かせてくれます。ダイエットにつきもののストレスも解消してくれるでしょう。
リモネンは他にも、がんの予防効果や育毛促進の効果があると考えられている栄養素です。
すだちの果汁に含まれる栄養素
料理に絞ってかけることの多いすだちの果汁にも、もちろん栄養があります。ミネラル、クエン酸、ビタミンCなどです。
このうちクエン酸は、すだちの酸味を作っている成分ですが、糖や脂質・たんぱく質をエネルギーに生まれ変わらせる、代謝には欠かせないものです。また、疲労回復にも効果的です。
すだちの果皮に含まれる栄養素
すだちの豊富な栄養素の中でも、ダイエットにおいて特に注目すべきなのは、果皮に含まれるスダチチンです。ポリフェノールの一種ですが、その名のとおり、すだち独自の成分です。徳島大学大学院の教授らによって、スダチチンには内臓脂肪量を半減させる効果があると発表されています。また、抗酸化作用もあり、アンチエイジングにもつながります。
さらにすだちの果皮には、100gに対して110mgと、レモン果汁を上回るビタミンCが含まれています。ビタミンCは美肌効果、免疫機能アップ効果、血流改善効果などが期待できます。他に、ビタミンAやカルシウムも含まれています。
すだちの名産地・徳島では、果皮ごと食べる調理法が色々あり、ワックスなど使わずに栽培されているので、安心して丸ごと食べられます。塩レモンのように塩と揉みこんで作る「塩すだち」などがおすすめです。
すだちは1個7g程度で1kcalと低カロリーなのもうれしいところです。今が旬のすだちを食事に取り入れて、おいしくダイエットをしましょう。