自分で自分を追い込んでしまう!心療内科的にNGな考え方とは?
皆さんは、悩みがあるとき、相手の悩み相談に乗るときにどのような考え方で問題を解決しようとしますか?
また、どのように自分の親、子供に接しているでしょうか。
実は日本人は、自分で自分を追い込んでしまいやすい考え方が根強く蔓延しています。
どんな考え方が心療内科的にNGなのか、ぜひ皆さんも考えてみましょう。
負の承認をしていませんか?
心療内科では、自分自身の考え方、そして人に対する考え方を大きく4つに分けています。
それは、①正の承認と正の条件付け、②正の承認と負の条件付け、③負の承認と正の条件付け、④負の承認と負の条件付けの4つです。
なんだか意味の分からない言葉ですが、①はあなたは正しい、好意を持っているという状態。
②はあなたは○○をしているから正しい、偉いという状態。③は正しいことをしなければあなたのことを認めない、悪いやつということです。
④は無条件で他人、あるいは自分のことを否定しているという状態になります。
4つの考え方の問題点とは?
③と④で行われている負の承認というのは、とても人にとってストレスとなることがわかるかと思います。
こうだからあなたはダメな奴だ、悪いやつだとマイナスイメージをつけてしまっているのです。
しかし、②も時には問題となってしまいます。簡単に②を考えると、テストでいい点を取ったからいい子というようなことです。
負の条件付けはテストでいい点を取る、スポーツを頑張る、人に気を遣うといったような一見いいことのようなのですが、これをしないと認められないという考えが植え付けられてしまうのです。
笑顔でいないと、痩せていないと、なんて無意識のうちに考えてしまってはいませんか?
負の条件付け、承認をできるだけ避けるためには?
負の条件付け、承認を避けるというのはとても難しいことです。
特にしつけにおいてはこうしなければだめ!ということを教えなければいけませんから②が増えてしまうのです。
ここで大切なのは①の行動を増やしてあげるということです。
自分を、他人を認め、無償の愛を与える。
これだけがストレスをためない考え方につながっていきます。ぜひ意識してみてくださいね。