心の風邪は放置すると大変! 早めのケアで本当の笑顔を取り戻そう
仕事で悩んだり、人間関係に疲れてしまったりして「心の風邪」をひく女性が増えています。
男性とは違って毎月の生理もあるので、余計に心身のコントロールをするのが難しいのですよね。
もし「心から笑えない」「何をするにもやる気が出ない」といった症状が現れた場合は、放置するとうつ病になることもあります。早めのケアで心身の健康を守りましょう。
落ち込む=弱い人間ではない
心が風邪をひいてもギリギリまで我慢してしまう人は、落ち込んだり悩んだりするなんて弱い人間のすることだと思い込んでいる節があります。
確かにちょっとしたことでクヨクヨと思い悩む人はいますが、たとえ普段は前向きに生きている人でも、自分の限界を超えてストレスを感じれば、心が折れてしまうのは当たり前なのです。
そして、それは決して自分が弱いからではありません。
心の風邪は、人間にもともと備わっている防衛本能。ぐっすり眠ると疲れがとれるように、心の部分も時には休ませてあげることが大切です。
こんな症状が出たら要注意
- ふと気がつくとぼーっとしている
- どこか遠くに行きたいと思う
- 突然、なんの前触れもなく涙が出てくる
- 食べ物をおいしく感じない
- ベッドに入ってもなかなか寝つけない
- 自分はダメ人間で、他人にとって迷惑な存在だと感じる
- 慢性的に頭痛や吐き気、下痢などが続いている
このような症状が何日も続く時は、かなり心がまいってしまっている証拠です。
できるだけ原因となるものから距離をおき、リラックスできる環境を整えましょう。とはいえ、仕事があればそう簡単に休むわけにもいきませんよね。
こんな時は、とにかく自分の心の中をさらけ出す場所が必要です。
信頼できる上司や友人、家族、カウンセラーなどに話を聞いてもらい、少しでも心の荷物を減らしましょう。
それでも気持ちが上を向かず、心身ともにつらい状態が続く時は、病院で診察を受けることも大切です。
心療内科ってどんなところ?
心療内科は、心と体の両方を同時に診察してくれるところです。
ですから、順番としては、まず体の不調を治してくれる病院に行き、それでも症状が治まらなければ心の問題が影響していることも考えて心療内科に行くといった流れになるでしょう。
心療内科では、医師が患者さんの話を聞き「何が原因なのか」「具体的にどう対処していけば良いのか」を一緒に考えます。必要に応じて薬も出されるので、上手に付き合いながら治していきましょう。
まとめ
なぜか、体の不調と比べて軽視されがちな「心の健康」
落ち込んだり、悩んだりすることは生きていれば当たり前で、決して恥ずかしいことではありません。
こじらせてしまうと大変なので、早めの対処で心の風邪を治していきましょう。