実は痩せにくい季節!夏に打ち勝つダイエットのための3つの習慣
暑さで汗をたくさんかいて、食欲も出にくいことから夏は痩せやすい季節というイメージですが、実はその逆、冬よりも痩せにくい季節なのです。その理由と、夏でも痩せやすい身体づくりに有効なポイントをご紹介します。
どうして夏は痩せにくいの?
冬は外気温が低く身体が冷えるため、体温を保とうと熱を作り出す働きをします。そのため冬の方が新陳代謝が活発で、脂肪を燃焼しやすいのでダイエットに向いているといえます。
対して夏は外気温も高く身体が熱を作ろうとしないため、冬に比べて代謝が10%も落ちるそうです。暑さによってクーラーの効いた部屋であまり動かなくなるのも原因の一つ。冷たい飲み物や食べ物も身体を冷やすので脂肪燃焼を遠ざけてしまいます。
また食欲が落ちるので一見痩せたように感じますが、ただ体重が落ちているだけで体脂肪は変わっていない、いわばやつれただけの状態になることも多いのです。
夏でも痩せやすい身体をつくる3つの習慣
そうは言っても夏は薄着になったり、プールや海で水着になることもあるので少しでも痩せたいものですよね。痩せにくい身体にしてしまう夏の習慣を見直して、痩せやすい身体づくりを心がけましょう。
身体を温める食生活にチェンジ
夏の冷たい食べ物や飲み物は、内臓を冷やしてしまい血行不良、胃腸の不調などからむくみの原因にもなってしまいます。なるべく身体を温める食事を摂るようにしましょう。
身体を温める食材として、人参、ねぎ、ごぼうなどの根菜や豆類、赤身の肉や魚、卵、チーズなどがあげられます。キュウリやスイカなどのいわゆる夏野菜は身体を冷やすものが多いので摂り過ぎに気をつけましょう。飲み物も冷たいビールやアイスコーヒーを控えて、温かい紅茶や番茶、お酒なら赤ワインや日本酒がおすすめです。
砂糖の摂りすぎも身体を冷やすので、甘いものは極力控えたいところです。小腹が空いたら、身体を温めるぶどうやプルーンなどの果物を摂るようにしましょう。
筋肉量を増やして代謝をアップ
夏は暑さで疲れを感じやすいので、涼しい部屋でごろごろしてしまいがちですが、これは代謝を下げる原因になります。筋肉の量が多い人ほど代謝がよく、エネルギー消費量も多くなります。ウオーキングなどの程よい有酸素運動や筋力トレーニングを積極的に取り入れていきましょう。ただし熱中症には充分気をつけ、水分補給や速乾性のあるスポーツウェアを着るなどの対策を。比較的涼しい早朝や夕方以降に行うのもおすすめです。
身体を温めて、冷やさない
ストレッチや入浴で血流を良くし、運動でつけた筋肉をほぐすことも大切です。暑くて湯船には浸かれない、という時は15分の足湯だけでも温浴効果があります。
また、クーラーの効いた部屋は、初めは快適でも長時間いるとかなり身体が冷えてしまいます。空調を調節できない建物内などでは何か1枚羽織る、首に巻きものをするなどして冷え対策をしましょう。
熱帯夜の睡眠不足に要注意
下がりやすい代謝を上げることが、夏のダイエットには重要です。身体を冷やさないことも大切ですが、寝苦しい夜の睡眠不足も代謝活性化の大敵に。エアコンを除湿にしてタイマーをかけるなど、寝付きを良くして睡眠は充分に取り、健康的な夏のダイエットを目指しましょう。