生理前はなんで肌が荒れるの?生理周期に合わせたスキンケア方法
生理前には、女性の身体に様々な変化が現れます。その一つである肌荒れ。生理周期に合わせたスキンケア方法のポイントを押さえ、乗り切りましょう。
生理周期と体の変化
生理周期は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンの分泌で定まります。一般的には、生理中・排卵前の週・排卵後の週・生理前の週の4つのリズムで1サイクルとなります。女性ホルモンの分泌によって起こる現象の代表が生理ですが、他にも身体や心に様々な影響を及ぼし、4つのリズムそれぞれの特徴が現れます。
今回はリズムごとの肌の調子に注目し、スキンケア方法のポイントを紹介します。
生理中の肌
生理中は全身を通じて代謝が悪く、肌は敏感かつ乾燥しがちになります。そこで、肌をこすって刺激を与えないよう注意が必要です。肌をこすってしまいがちなクレンジングは、特に注意。クレンジング剤をたっぷりのせ、優しくメイクを浮かせるよう意識しましょう。洗顔後は、タオルでごしごしこすらずに押さえることが大事です。
排卵前の週
生理が終わった後の一週間は排卵前の週にあたり、心身ともにバランスがとれて快適に過ごせるのが特徴です。肌もエストロゲンの影響で血行が良くなって、一番調子が良いでしょう。ハリとつやが出て、化粧ノリもいいですし、くすみやシミ・そばかすといったトラブルも目立ちにくくなります。新しいコスメなどを試したいときには、この時期が適しています。
排卵後の週
排卵が促され、子宮が水分を蓄える時期には、肌の水分が不足しがちです。また、プロゲステロンの影響で皮脂の分泌が盛んになっているので、次の週にニキビや吹き出物を引き起こすリスクもあります。クリームやパックで、水分・油分をバランス良く補給しましょう。
生理前の週
生理前、いわずとしれた不調が起こりやすい時期です。肌荒れやニキビ・吹き出物・シミ・そばかすといった肌トラブルも一番現れやすいです。過剰なスキンケアは逆効果になりますので、使い慣れたアイテムで、シンプルにスキンケアを済ませましょう。
生理前に限らず、自分が今どのリズム中かを意識したうえで、一カ月通じて肌の状態を保てるよう、ケアをしていきましょうね。