最初の食事が次の食事に与える影響「セカンドミール効果」でダイエット
野菜・汁物→主菜(タンパク質)→主食(炭水化物)という順番で食べると体に脂肪がたまりにくく、痩せやすいというのは、もはやダイエットの常識。この食べ順のルールは、一度の食事にとどまらず、一日の食事をまたいで通用するようです。これを「セカンドミール効果」と呼び、ダイエットの新常識として話題を集めています。
セカンドミールとは
セカンドミールとは、言葉の通り、その日2回目の食事のことです。一日三食食べる方であれば昼食がセカンドミールになります。
これに対し、その日最初の食事はファーストミールと呼ばれます。
ファーストミールとセカンドミールの関係
ファーストミールは、セカンドミールの後の血糖値の変動に影響を与えます。
血糖値は、急激に上がると、血液中の糖分を処理するためのインスリンが過剰に分泌され、余分な糖分を脂肪細胞として蓄えてしまうという特徴があり、ダイエットするには急激に上げないこと、つまり緩やかに上昇させることが大事になります。
ファーストミールで血糖値の急上昇を抑えておくと、セカンドミールの血糖値も自然と抑えられます。
セカンドミール効果を得るために
セカンドミール効果を使ったダイエットをするうえで大事なのは、ファーストミールに何を食べるかということです。
ポイントは「低GI食品」と呼ばれる血糖値を上げにくい食品を摂ることです。腸内のそうじをする食物繊維も積極的に摂りたい栄養ですが、低GI食品の多くが食物繊維を豊富に含んでいるので、低GI食品と意識すればいいでしょう。
例えば、以下のような食品がおすすめです。
・もち麦・大麦・きな粉・大豆・納豆・おくら・山芋・こんにゃく・寒天・レタス・トマト
一方で、糖質を一切摂らないファーストミールは、体が糖質を欲する状態を作ってしまいセカンドミールでの糖質を急速に吸収しようと、血糖値の急上昇を招くのでやめましょう。
せっかくならファーストミールを改善して、セカンドミール効果を得たいですよね。朝食が菓子パンという人や、ブラックコーヒーだけという人は、食生活を見直しましょう。