歯は白・歯茎はピンクが理想的。歯茎の色からわかる体調の危険信号
健康的な歯といえば、白い歯が思い浮かびますし、歯の色を気にしている人はたくさんいます。ホワイトニングも流行っていますよね。その一方で、見落としやすいのが歯茎の色。早速セルフチェックしてみましょう。
健康な歯茎
歯茎が薄ピンク~ピンク色である場合、あなたの歯茎は健康だといえます。体調が整って、口内の細菌のバランスが保たれている状態です。
要注意な歯茎
もし歯茎が赤っぽければ、第一に歯肉炎が疑われます。歯磨きが不十分だと、歯肉が炎症を起こして腫れてしまうのです。毎日磨いてるし、大丈夫だと思っていても案外磨き残しがあるものです。歯茎の色をサインに、歯磨きを見直しましょう。
それから、口内細菌のバランスの乱れで、歯茎や歯の骨にダメージを与える「レッドコンプレックス」という悪い菌が増殖していること疑われます。その原因として、栄養が偏っていることが挙げられます。具体的には、ビタミンとミネラルが不足すると、歯茎の粘膜の状態を悪化させ、歯茎の色を変えてしまいます。ビタミン・ミネラルを意識して摂っているのにという場合は、糖質を分解するためのビタミンを多く使っているかもしれません。糖質の過剰摂取をしていないかがポイントになります。ごはんやパン、麺類などの炭水化物中心の食生活や、糖質を含む飲料を飲む習慣は、糖質の過剰摂取に陥りやすいので気を付けましょう。同時にビタミン・ミネラルを含む食材を忘れず摂りましょう。特にビタミンBが豊富な豚肉やレバーはおすすめです。
危険な歯茎
赤っぽい歯茎が要注意だとお話ししましたが、実はさらに悪化して赤紫になってしまうケースもあります。歯周炎といって、歯茎にとどまらず、歯の根元まで炎症を起こして腫れてしまっている病気が疑われます。歯科を受診して歯磨きの指導を受けるようにしましょう。
歯茎の健康が損なわれていくと、歯茎はだんだん濃い色になっていくのですね。毎日の歯磨きのついでに、歯茎の色をチェックするようにしましょうね。