女性の体調を決める「子宮力」~セルフチェックから回復法まで~
女性だけが持つ器官「子宮」。女性の体において、想像以上に大きな役割を果たしています。あなたの子宮力を、ぜひセルフチェックしてみてください。
子宮力と自律神経
子宮力とは、その名の通り、子宮の力という意味です。子宮は卵巣などの生殖器だけではなく、排卵を司る自律神経とも深く関係があります。よって、心身のストレスなどで自律神経が乱れれば、子宮力が低下します。
また、子宮力の低下から、生理痛やPMS、むくみ、肌荒れといった症状が引き起こされることがあります。
子宮力のセルフチェック
以下の項目に当てはまるものがある方は、子宮力の低下が疑われます。
・生理期間が3日以下、または8日以上
・黒ずんだ経血が出る
・経血が多く、ナプキンが1時間もたないときがある
・生理時に激しい痛み・発熱・頭痛・吐き気を伴う
・基礎体温が高温期・低温機とはっきり分かれていない
・喫煙・飲酒の習慣がある
・外食が多い
・食事制限ダイエットをしている
・湯船に入らず、シャワーで済ませている
・夜中までインターネットやテレビを見ている
・タイトな服装が多い
・頭痛・肩こり・腰痛がある
子宮力アップのために
上のチェックで子宮力低下が疑われた方でも、今から回復させることは可能です。基本となるのは、体の自然なリズムに沿った生活習慣です。まず、食事・入浴・睡眠を規則正しく行いましょう。特にハードな運動は必要ありませんが、日常的にストレッチやウォーキングなどの有酸素運動を取り入れたり、子宮や卵巣などを支える骨盤底筋群などを鍛えるためにお尻の穴をきゅっとしめるよう心がけたりすると、子宮力がアップします。
そして、生殖器周りの血流を良くして冷えない体を作っておくことも大事です。体を温める食材を積極的に摂り、冷えやすい部位をストールなどの小物を使ってカバーしましょう。
子宮力を高めることは、すなわち体のコンディションを整えることと言えそうですね。ぜひ意識してみましょう。