ワインは体にいいって本当?ワイン好きな女性に知っておいてほしいこと
ワインは、ポリフェノール・ミネラル・ビタミンなどの成分が効率よく吸収でき、抗酸化作用や血圧降下、殺菌作用、抗がん作用などが期待されるため、体にいいお酒という認識が広まっています。しかし、ワインなら全ていいというわけではありません。あなたの飲んでいるワインは大丈夫でしょうか。
ワインに含まれる添加物・農薬
ワインの原料であるぶどうを育てる際、日本でもフランスでも農薬や殺虫剤を使っていることが多く、中には劇薬とされているボルドー液を使っているケースもあります。
それに加えて、ワインの醸造過程では、合成香料・合成着色料・合成フレーバー・色素安定剤・合成保存量などの合成添加物が多用されています。こういった添加物により、レベルの高くないワインの味や香りの調整ができるようになり、安い値段でもまぁおいしいと感じるワインが出回っているのです。こういったワインには、添加物や農薬がたくさん含まれているという認識を持ちましょう。
オーガニックワインの落とし穴
添加物や農薬を避けるためのキーワードになるのが「オーガニック」なのですが、実は近年フランスでは、オーガニックワイン認証基準が緩和されて、使用可能な添加物が増えました。そこで、オーガニック=厳しい基準をクリアして安心とは言い難い状況になっています。本物のオーガニックワインを生産しているのは、小規模ワイン農家さんということが多いため、買えるお店も限られています。
そこでもう一つ、安心の目安になるのが、ロマネコンティなどの高級ワインです。こういったワインはオーガニック認証マークがなくとも、ぶどうの栽培から醸造までこだわっているため、農薬・添加物を避けられます。
体にいいワインの飲み方
以上のような理由から、ワインを選ぶときは、本物のオーガニックのものを選ぶようにしましょう。特に、熟成した高級ワインには、有効成分も倍化されています。
また、健康効果があるとはいえ、飲み過ぎは当然やめるべきです。健康効果は、ワイングラス1杯で得られます。
こだわったワインを少しずつ飲むというのが、理想的なワインの飲み方だといえそうですね。ワイン選びの際、頭の片隅に入れておいてください。