着こなしの幅を広げる身長だから、大人になってもまだまだ伸ばしたい!
身長は時にコンプレックスになります。もう少し背が高かったら…と夢見つつも、今更これ以上伸びることはないとあきらめてしまっている方に、ぜひ知ってほしい大人の身長の伸ばし方があります。
成長期を過ぎても、骨が伸びる機能が残っている人もいる
たしかに身長が一番伸びるのは成長期で、その勢いは女性なら15、16歳で止まり、大人になってから背が10cmも伸びるようなことはありません。しかし、骨が伸びる機能は必ずしも失われるわけではありません。子どもの頃と同じように、睡眠や栄養、運動で、成長ホルモンの分泌を促すことで、伸びることがあります。栄養では、特に亜鉛を摂取すると、成長ホルモンの原料となるたんぱく質の合成を助け、骨を成長させます。牡蠣、レバー、牛肉、チーズなどに多く含まれる栄養素であり、サプリでも摂取できます。
隠れ身長を有効にする
骨が伸びる機能が失われている人でも、できる身長の伸ばし方があります。それは、姿勢の悪さなどで失っている、本来あるはずの身長「隠れ身長」を取り戻すことです。
猫背や反り腰の方は姿勢を正すだけでも、身長の見え方がかなり変わります。O脚・X脚など身体の歪みにも同様のことがいえます。当然、姿勢や歪みのひどい人ほど、改善したときの背の伸び幅が大きく、個人差がありますが1~8cm身長が高くなります。今までの癖を治し、正しい姿勢での生活を持続するのは、簡単なことではありませんが、肩こりなども解消され、メリットの多い方法です。
身長を伸ばす整形手術
どうしても身長を伸ばしたいという方には、自由診療の整形手術もあります。具体的には、足の骨を人工的に骨折させ、骨と骨を適度に離して骨が伸びた状態でくっつける「イリザロフ法」、骨を切って、中に遠隔操作で伸びる棒状の器具を埋め込み、器具を骨ごと伸ばす「ISKD法」があります。ただし、どちらも激しい痛みを伴いますし、費用も高くなります。
背がピンと伸びていると、服もかっこよく着られますね。セルフケアから試してみませんか。