3・3・7の法則で、寝ている間に痩せやすい体が作れます
ダイエットというと食事制限や運動のイメージが強いのですが、実は睡眠も大きなカギを握っています。では、ダイエットのためにはどんな睡眠がいいのでしょうか。キーワードは「3・3・7」です。
最初の3
この3は、午前3時を指します。午前3時には眠りについていることが、第一のルールになります。
人間には、24時間周期のサーカディアン・リズム(概日リズム)、12時間周期のサーカセメディアンリズム(半概日リズム)、90分周期のウルトラディアンリズム(超日リズム)があり、全てが重なるのが午前3時頃になります。本当は22時には寝るのが理想ですが、毎日忙しいとあっという間に22時は来てしまいます。でも3時ならほとんどの人がクリアできるのではないでしょうか。
次の3
これは就寝後の3時間を指します。「痩せホルモン」とも呼ばれる成長ホルモンが最も分泌されるのが、眠り始めてから3時間前後といわれ、この時間にぐっすりと深く眠っていることで、ホルモンが出やすくなります。逆に深く眠っていないと、ホルモンの分泌量は70%もダウンします。寝つきが悪い人は、寝る前の習慣を見直しましょう。スマホやパソコンの画面を見たり、運動をしたりして交感神経を刺激していませんか。寝る3時間前からは安静が望ましく、アドレナリンを分泌させるアルコールも控えたほうがいいでしょう。
最後に7
これは7時間睡眠を指します。1日7時間の睡眠は、心身にとってベストといわれています。しっかりと睡眠時間を確保すると痩せ体質を作るだけでなく、糖尿病や心疾患のリスクを下げる効果もあります。ただ寝過ぎは禁物で、脳がエネルギーはいらないと判断して、エネルギーとなるべく分解されたブドウ糖を体脂肪へと再合成してしまうので、気を付けましょう。
正しい睡眠の消費カロリー
このルールを守って、正しい睡眠をとれると、なんと一晩で300kcal消費されます。これはジョギング30分、自転車1時間の消費カロリーに相当します。それが寝ているだけで消費できるなんてうれしいですね。
簡単なルールで、寝ているだけでダイエットになるなら、今晩からぜひ取り入れてみましょう。