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一人が怖い…愛着スタイルに基づく性格で極度の不安を抱える人も

街にあふれるクリスマスムード。この時期になると、「恋人がいないと寂しい」という空気が流れてしまいますね。一緒に過ごす人を焦って確保しているような人はいませんか。なぜ人は一人でいることを恐れるのでしょう。

一人が怖いという心理

一人が怖い・苦手だということは、すなわち「誰かと一緒にいたい」という心の現れです。これを親和欲求といいます。人間であれば誰しも持っている欲求だといえます。だからこそ、人は支え合って生きていくのですね。ただし、その欲求レベルは人それぞれで、親和欲求が高いほど、一人でいることに不安を感じます。

愛着スタイルに基づく性格

一人が怖いという心理には、愛着スタイルが深く関係していると考えられています。愛着スタイルは、対人関係を形成する場面で見られる心理傾向によって、以下の４つに分類されます。
・安定型：人を信頼し、見捨てられる不安をあまり抱えないため、親密な人間関係を築ける。
・愛着軽視型：一人でいることへの不安や恐怖心はなく、人と親密な関係を築くことは避けようとする。
・とらわれ型：一人でいることに不安を抱きやすく、親密さを求める。
・おそれ型：人間関係へのトラウマがあり、人との付き合いを避けるうえ、見捨てられるのを不安に思う。

とらわれ型が、最も「一人が怖い」タイプです。とらわれ型は、幼少期からの親との関係性によって生じるパターンが多いようです。親が気分屋で、機嫌によって叱られるという環境で育つと、人の顔色をうかがって生きる・嫌われないようにと常に考える性格になってしまうのです。嫉妬心が強い・思いやりが強い・過剰な気遣いをするというのも、とらわれ型の性格に共通しています。そして、とらわれ型はパニック障害を引き起こすリスクも高いといわれています。

もしあなたが極度に一人を恐れ、育ってきた環境などにも思い当たる節があれば、一度受診して、不安感との付き合い方を相談するといいでしょう。

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