この季節にちょうどいい!「冷やすだけダイエット」で代謝アップ
まだまだ残暑厳しいなか、運動で汗を流すダイエットはつらいですよね。そこで、今回ご紹介するのは、身体のある部位を冷やすだけという楽かつ気持ちのいいダイエットです。
冷やしていい場所
「体を冷やすのは代謝をダウンさせるんじゃないの?」と思われる方が多いと思います。それは半分正解。いわゆる「贅肉」である皮下脂肪や内臓脂肪に代表される白色脂肪細胞は、冷やると代謝が鈍くなる細胞です。特におなかは冷やしてはいけません。一方で、褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞は、冷やすことが刺激となって、細胞の活性化が行われ、体温維持のための熱を産出しようとする体の働きから、代謝アップするのです。すると脂肪燃焼も促され、ダイエットにつながります。
このダイエットでは、主に褐色脂肪細胞への寒冷刺激を行います。よって、褐色脂肪細胞が集まっている首、鎖骨、脇、肩甲骨周辺が冷やすポイントです。
冷やすだけダイエットの方法
冷やすだけダイエットをするには、脳が「冷たい」と認識するくらいの刺激が必要になり、具体的には5度以下だと効果的だといわれています。そこで、500mlの丸型ペットボトルに、8~9割ほど水を入れて冷凍庫で凍らせたものを道具として使います。これを、首、鎖骨、脇、肩甲骨周辺にあてます。1か所あたり約5分を目安に、全部位合計で20分程度冷やしましょう。このとき、同じ場所ばかり冷やし続けると、低温やけどの危険性がありますので、「冷たくて気持ちいい」と感じるくらいでとどめ、肌が痛い時はすぐ離しましょう。冷やすだけダイエットの最初はゾクっとする感覚があるものの、次第に体が温まってくるのを感じられます。
冷やすだけダイエットの効果
冷やすだけダイエットの効果が現れるには、1カ月程度は必要です。残念ながら即効性があるとはいえませんが、褐色脂肪細胞を活性化させていくと、美白や美肌、アンチエイジングといった効果も期待できます。 これまでずっとNGとされてきた身体を冷やすという行為ですが、部位を絞れば逆にダイエットや美容に役立つことがわかりましたね。方法が楽ですので、ぜひ根気よく続けてみてください。