夫婦喧嘩が激しい人は太りやすい!アメリカから届いた驚きの研究データ
昔は「夫婦喧嘩は犬も食わない」なんて言いますが、仲裁は必要ないにしても、本人は決して放っておいていいものではないようですよ。スリムでいたいなら、夫婦喧嘩ゼロを目指しましょう。
夫婦喧嘩とダイエットの研究データ
オハイオ州大学では、結婚して3年以上の24~61歳の夫婦43組を集め、体質を調べました。すると、夫婦喧嘩が激しい人は、そうでない人に比べて、1時間当たりの消費カロリーが平均31kcal少なく、血中インスリン値は12%高いという結果が出ました。これらの2つのことから、夫婦喧嘩の激しい人は太りやすいということができます。また、夫婦喧嘩で生じるストレスが慢性化すればするほど太る危険性があるといわれています。
血中インスリン値とダイエット
上記の研究データのうち、消費カロリーは高いほど痩せやすく、低いほど太りやすいのがすぐわかりますが、血中インスリン値とはダイエットにどう関係するのでしょうか。
インスリンとは、膵臓のランゲルハンス島から分泌されるホルモンで、血中の糖分をエネルギーとして消費したり、たんぱく質の合成をしたりといった働きをしています。そしてもう一つ、糖分から中性脂肪を形成し、脂肪細胞へ送る働きをすることがわかっています。そこで、インスリンが過剰に分泌されると、脂肪細胞自体の数を増やし、肥満へと導いてしまうのです。このことに注目して、「低インスリンダイエット」がブームを起こしたこともあります。
解決策~アンガーマネジメント~
今回の研究を通して、オハイオ州大学のグレーサー教授は、「アンガーマネジメント」で解決することを提案しています。これは、怒りの感情を上手く管理し、そのエネルギーをポジティブに使うための心理トレーニングです。怒りを感じたら一呼吸おいて、自分の感じていることを相手に伝え、相手の話から共感できる部分を探し、根気よく対話することが重要となります。
毎日一緒にいる夫婦ですから、悪いことが目につくこともありますが、ダイエットのためにも、できたら激しい夫婦喧嘩へ発展しないように心がけましょう。