そろそろ気になる来年の運勢…でも占いに頼り過ぎるのは危険!
雑誌などで大々的に「2017年度の運勢」などの占い特集が組まれているこの頃。来年はどんな年になるか、期待に胸を膨らませて占いをチェックしている女性も少なくないでしょう。皆さんは、占いをどのように利用していますか。
近年増えている占いジプシー
「占いジプシー」という言葉があります。これは、藁にもすがる思いで、悩みを占い師に鑑定してもらったけど、一つの鑑定結果では満足できずに、複数の占い師をたずねて回る人を指します。占いをしないことには何もできないし、心が休まらないのです。これは、とにかく誰かに自分の気持ちを肯定してほしいという欲から来ていることが多く、自信のなさの表れでもあります。
こうなると、立派な依存症状態です。まずはそれを自覚して、占いに行かない期間を設けましょう。それができず、時間や金銭的にも無理を重ねてまで占いに通っているようなら症状は深刻なので、心療内科・精神科などを受診して、専門家に相談しなくてはなりません。
また、身近な友人などで占いジプシーになっている人を見つけたら、根気よく説得し、目を覚まさせてあげたいものです。
どの依存症にも共通していえることですが、深刻になるほど抜け出すのが難しくなります。できるだけ早く対処しましょう。
占い結果は捉え方次第
大前提として、占いは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の嗜好品です。良い結果が出ても、悪い結果が出ても、一つのアドバイスだと捉え、最終的には自分の意思を尊重して生きていきましょう。
自分が占いに頼り過ぎているところがあると感じている人は、占いに行く前に、自分の意思を確認し、悩みに対して何かできることはないか見つけましょう。そこで起こした行動は、自信となります。すると、占いの結果に左右されることが減っていきます。
占いは、「今日のラッキーアイテムを知っておこう」、「いいことだけ信じよう」など、さらりと楽しむ分には、生活に彩りを与えてくれますので、付き合い方だけ気を付けましょうね。