ガンコな便秘に背中からアプローチ!便秘薬より先に試してほしい方法
便秘に悩む女性は少なくありません。色々な解消法がありますが、できたら薬に頼らずに出したいものですね。あまり知られていませんが、薬を使わない便秘解消の近道は背中にあるようです。
便秘は放置すると大変
本来、便が出るのが当たり前であり、3日以上便が出ないと便秘といえます。便秘になると、腹痛や食欲不振をはじめ、肩こりや肌荒れ、ストレス、不眠など心身に悪い影響を及ぼします。さらに悪化すれば、生活習慣病を引き起こすこともありますので、たかが便秘と軽く見てはいけません。
背中を温めて腸を動かす
便秘解消のためには、腸の動きを活性化させなくてはいけません。しかし、おなかを温めても、皮下脂肪に邪魔されて腸まで熱が伝わりにくく、思ったほど腸を動かすことができません。そこで、腸へ熱を効率よく届けるためには、背中を温めることをおすすめします。背中には脂肪を燃焼しながら体温調節をしている褐色脂肪細胞が多くあり、さらに肩甲骨の下中央部には腹腔内臓を支配している神経が集まっています。よって、肩甲骨から腰の間に、カイロや蒸しタオルなどを当てて温めると、腸の働きを高めて、全身の血流も改善されます。
背中にあるツボ「便秘点」
背中側、肋骨の一番下の骨から指2本分ほど下、中央の背骨から外へ向かって左も右も指4本分進めたところに「便秘点」というツボがあります。その名の通り、便秘解消に効果があるツボです。ウエストのくびれに両手を置いた状態で、それぞれの親指をツボに押し当てて指圧しましょう。
他にも、背中側、腰のベルトラインに沿って、背骨から指2本分外に離れたところにある「大腸愈」を刺激すれば、大腸機能を整え、便通のトラブルに効果的です。このツボは、両手で握りこぶしを作って添えた状態で、仰向けに寝ると刺激できます。
このように、背中に便秘解消のカギが潜んでいますので、今までおなかから便秘解消を試みていた方も、これからは背中をあたため、マッサージしてくださいね。