【身近なものの香りでダイエット】
アロマテラピーなどで取り入れられているように、香りは心理状態に作用し、幅広い効果があります。中には、ダイエット効果をもたらす香りもあります。
■メンソレータムリップで食欲を抑える
薬用リップの定番であるメンソレータムリップ。誰もが一度は使ったことがあるのではないでしょうか。メンソレータムの香りの主成分はペパーミントです。ペパーミントの香りは強烈なので、食欲から意識を遠ざける効果があります。そこで、ダイエット中の空腹に襲われたら、満腹中枢のツボがある眉間や鼻の下に、メンソレータムリップを軽く塗りましょう。ツボが刺激され、食欲を抑えられます。ミント入りのガムや飴の香りを嗅いでも、ある程度の効果は得られます。
■オリーブオイルで満腹感を得る
料理にオリーブオイルを使うと、いつもより早く満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐことができます。これはオリーブオイルの香りをかいだだけでも、脳はオイルを食べたと勘違いするからです。特にイタリア産のエクストラヴァージンオイルは、オリーブの果実をそのまま絞ってろ過しただけなので、余分な処理をせず、不純物がないことから、一段といい香りがして、おすすめです。
■グレープフルーツで脂肪燃焼を促す
グレープフルーツに含まれる「ヌートカン」という香り成分には、交感神経を活発化させ、自立神経の乱れを整える効果があります。自律神経が整うと脂肪の燃焼が促されます。また「リモネン」という香り成分には、血流が改善される効果があり、代謝が上がって、こちらも脂肪燃焼につながります。高ぶっている精神を落ち着かせる効果もあるので、ダイエットの天敵であるストレスも解消できます。
グレープフルーツの香りは寝る前に嗅ぐと、体に貯まった脂肪が燃焼できるのでおすすめです。一方で、食前に嗅ぐと食欲が高まってしまうので、お気をつけください。
香りの持つ力をおわかりいただけたでしょうか。自分の好きな香りは、それだけでリラックス効果があるので、ダイエット生活に取り入れて損はありません。ぜひお試しください。