あなたの唇、大丈夫? お肌と一緒にリップケアにも気を配ろう!
唇には皮脂腺がなく、お肌のようなバリアーが張られていません。さらに、しゃべったり、食べたりすることによってなにかと刺激を受けやすく、顔のパーツの中でも特に注意が必要な場所なのです。
しかし、多くの人は、正しい方法による唇のスキンケアができていません。トラブルを防ぐため、早速今日から“リップケア”を始めましょう。
リップクリームのクレンジングの必要性
唇を保湿するためのアイテムといえばリップクリーム。どこにでも持ち歩き、乾燥が気になるたびに塗っているという人も多いのではないでしょうか?
しかし、リップクリームを塗ったまま寝てしまうのはNG! いかにも「保湿用」というイメージが強いので、肌に化粧水を塗ることと同じ感覚で捉えている人が多いのですが、リップクリームは油分が多いので、つけたまま寝てしまうとかえって唇がガサガサになります。メイクと同じようにきちんとクレンジングで落とし、乾燥が気になる時はワセリンを薄く塗るようにしましょう。
唇のシミの原因と対策
「唇にシミ」と聞くとちょっと意外な感じがしますが、できてしまう人は案外多いのです。主な原因は、紫外線によってメラニンができることと、口紅や色つきリップによる色素沈着。外出時にはUVカット機能のついたリップクリームで紫外線から守り、夜は必ずクレンジングをしてから寝るようにしましょう。
肌のターンオーバーが28日周期なのに対し、唇のターンオーバーはわずか3日程度。そのため、万が一シミができてしまっても、いつの間にか自然と消えていることが多いのです。
しかし、保湿やクレンジング、UVケアに気を配っているのにシミがなかなか消えない時は、なんらかの不調のサインを疑ってみましょう。
唇だけではなく、手のひらや足の裏にもシミが現れた場合は「ポイツ・ジェガース症候群」の可能性があります。これは胃や腸にたくさんのポリープができる病気で遺伝性が高く、将来的に腸の中に腸が入り込んでしまう「腸重積症」や大腸がんになりやすくなるものです。繰り返す腹痛・下痢・吐き気などの症状を伴うことも多いので、このような症状があれば早めに胃腸科へ行きましょう。
まとめ
唇は顔の中でも特に注意が必要な部分です。日中はUVカット機能のあるリップクリームで保護し、夜はしっかりクレンジングをしてから眠りましょう。
なかなかシミが消えない時は、レーザー治療が効果を発揮しますが、再発するケースも多いので毎日の地道なケアが必要不可欠。できるだけ、シミの原因を作らせないよう頑張りましょう。