週末は泣いてストレスをリセット!ストレス社会を生きる女性の新常識「涙活」
仕事に家事、育児、人間関係、体の不調…様々なストレス因子が私たちを取り囲みますが、上手に解消できていますか。自律神経のバランスを崩したり、うつ病になってしまったりする人は年々増加しており、決して他人ごとではないと誰もが感じていることでしょう。だからこそ、様々なストレス解消方法が提唱されてもいます。最近では「涙活」が人気だそうですよ。
涙活とは
涙活とは、寺井広樹氏によって考案・提唱された、意識的に泣くことでストレス解消を図る活動のことです。
泣くことの効果
思い切り泣いてすっきりしたという経験をしたことはありませんか。あれは、実はなんとなくではなく、れっきとした体と心の反応であることが、多くの実験で立証されています。
まず、泣くと自律神経のバランスがゆったり体を休ませる副交感神経優位の状態になります。ストレスを背負っているときは交感神経優位の状態が続いて体がリラックスしづらい状態になっているため、泣くことで体のスイッチを切り替えるのは大きな意味があります。
また、涙にはストレス物質と呼ばれるホルモン「コルチゾール」が含まれているので、涙を流すことで体内のコルチゾールの量を減らすことができます。逆に泣いた後に分泌される神経伝達物質「セロトニン」や脳内物質「エンドルフィン」は、ストレスや痛みを和らげる効果が高いので、ストレスを感じにくくなります。
ストレス解消におすすめの泣き方
最もストレス解消に効果のある涙は、感動の涙です。感動を促す映画やドラマなどを見て、登場人物に感情移入するといいでしょう。思いっきり泣くことが大事ですので、泣くことを我慢しにくい環境を作りましょう。また、部屋を暗くすることや体のスイッチが切り替わりやすい夕方以降に涙活をすることも、副交感神経を優位にしやすくします。
なお、5分ほどの涙でも、そのストレス解消効果は長続きしますので、週1回程度の涙活で、十分リラックスできます。
涙活でうまくストレスを解消して、忙しい日々を乗り切りましょう。