【女子会の会話のメインが愚痴になっていたら要注意】
ストレス発散のための女子会が、なんだか逆にストレスを背負って終わることありませんか。実は、それは女性ならではの感情と会話の関係によるものでした。
■女性は感情を封じ込めておけない
よく「女性はおしゃべり」といわれますが、これは脳の特徴に基づいています。右脳と左脳を連結する「脳梁」が、男性に比べ、20%も太い女性は、右脳で感じたことがすぐに左脳に運ばれ、感情が言葉になってあふれてくる生き物です。
感情によって言葉を放ち、その言葉を聞いてまた感情があおられて、会話は止まらなくなります。これにより、もしかしたらはじめは小さな愚痴だったつもりのものが大きな不満へと膨らんでいる可能性もあります。
■感情を吐き出す日
感情と会話の相互作用から、いつでも何でも話すことがいいわけではないので、定期的に「感情を吐き出す日」を設けるのがおすすめです。その日は、気の合う友達やパートナーと思う存分、感情を吐き出しましょう。感情を吐き出す日がくるまでは、いったん感情を自分の心で抱えることになります。その抱えている期間が、大事なのです。感情に流されずに合理的に考え、解決する力が身につきますし、内容によっては時間が解決してくれることもあります。紙に書きだすのも、客観的に見られ、冷静になるのでよいでしょう。また、感情を吐き出す日まで抱えていたストレスは、小さな愚痴とは明らかに別物になります。友達などに吐き出すことで、一人では思い浮かばなかった解決策に導けるといいですね。
■おしゃべりの相手を選ぶ
感情を吐き出すにあたり、聞いてもらう人も大事になります。女性は、アドバイスよりも受容・共感を求めているので、しっかり最後まで話を聞き、感情を受け止め、「わかる」と共感してくれる人と話すと、感情の調整ができます。
一方で、男性は具体的な解決策のアドバイスを求める人が多いので、男性に聞いてもらうとそういった会話の流れになるかもしれません。
愚痴を吐き出すという点では、会話の頻度を考えなくてはいけませんが、そもそも会話そのものは疲れたときのリフレッシュ法として効果的です。愚痴よりも、楽しい会話の比重を増やしていきましょう。