毎日決まった時間に寝ることより大事なのは…?ダイエットのための体内時計調整法
日々の睡眠は、代謝にも大きく関係しています。痩せたいなら、まず毎晩しっかり眠ることが大事。今回は、特に気を付けるべき睡眠のポイントをご紹介します。
ダイエットと睡眠の関係
寝ているだけなんて太ることはあっても痩せることなんてないだろうと言うのは大きな間違い。私たちは、一晩で約300kcal消費しています。その仕組みは、睡眠中に「成長ホルモン」や「コルチゾール」が分泌されることで、細胞を修復したり、糖分を分解したりして、身体の代謝がアップするのです。また、脳内では、睡眠中に情報処理のメンテナンスを行うという特徴があり、これもカロリーを消費する活動です。 つまり、睡眠がしっかりとれていないと、夜間に消費されるべきカロリーが消費されないのです。さらに、食欲を刺激する「グレリン」というホルモンが増えるというデータもあります。よって、痩せたいならしっかり寝るべきなのです。
良い睡眠のポイント
続いて、寝るときに気を付けるポイントを見ていきます。痩せている人は、おおよそ5~8時間、平均して7時間ほど眠っているといわれており、これが確保すべき睡眠時間の目安となるでしょう。特に、入眠後3時間の深い睡眠状態のときに、成長ホルモンが最も分泌されるため、睡眠が3時間未満というのは避けたいですね。 そしてそれ以上に意識してほしいのが、睡眠の質です。よく入眠時間にこだわってしまう方がいますが、実はそれはさほど意味を持ちません。ただし、朝の起床時間は一定にしてください。朝の日光は、体内時計をリセットする役目を担うからです。また、できたら目覚まし時計に頼らず、自然と起きられるようになると、コルチゾールの働きが活発になり、糖分を分解して、痩せやすい体になります。 また、寝つきが悪いという方は、部屋を明るい状態にしていないか、寝る前にパソコンやスマートフォンのブルーライトを見ていないか、入眠前に食事・飲酒していないか、見直してください。 ぐっすり寝て、さわやかな朝と痩せやすい体質を手に入れましょう。