あなたは大丈夫!?ストレートネックがもたらすトラブル色々
現代人に大変多いストレートネック。本来、後ろに反るように緩やかなカーブを描いているはずの首が、真っすぐになってしまっている状態です。放っておくと、厄介なことに発展してしまいます。
ストレートネックの原因
一日のうち長時間、うつむいた姿勢をとっていることによって、首の本来のカーブが失われ、ストレートネックになります。現在では、パソコンやスマホの普及により、実に多くの人に慢性的なうつむき姿勢が身についてしまっています。
ストレートネックのセルフチェック
壁に背中・かかとをつけて姿勢を正して立ち、顎をひいた状態で、後頭部が壁に接するかを確認します。後頭部が壁に接しない、もしくは頭を強引に後ろへ反らさないと接しないと、ストレートネックの可能性が高くなります。
ストレートネックが原因のトラブル
ストレートネックになると、頭の重みが体に分散できず、全て首の付け根部分にのしかかり、首周辺の神経や血管が圧迫されます。するとストレートネックの代表的な症状である首や肩のこりが現れます。首は大事な神経や血管の詰まっている場所なので、首の問題だけではなく、頭痛、めまい、手足のしびれ、胸やけ、花粉症など全身に影響をもたらします。さらに、身体的な症状以外に、自律神経失調症やうつ症状を引き起こす危険性もあります。
ストレートネックの改善法
これだけのデメリットを抱えつつも、医療機関でもストレートネックの絶対的な治療はまだ確立されていません。しかし、自宅で寝るときに枕を工夫することで簡単に改善できることがわかりました。
まず、バスタオルをきつめにクルクルと筒状に巻き、「タオル枕」を作ります。それを首の下に敷き、後頭部が少しだけ浮く姿勢をキープして寝ます。この姿勢により、頭の重みで首の骨は後ろに引っ張られ、自然なカーブに近づきますし、首に負担がかからないので、首のダメージをリフレッシュできます。早い人は1週間ほどで効果を実感することもあるようですが、1カ月間は続けましょう。
自覚が少ないといわれるストレートネックですが、恐ろしさを知り、大きな症状が出る前に改善しましょう。