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コーディネートの印象は、足元でかなり変わります。服は整えているのに、つま先の色がはげた革靴や、黄ばんだ白スニーカーを履いていると、せっかくの装いがもったいなく見えてしまうものです。とはいえ、靴は服のように気軽に洗濯できず、自己流で洗って型崩れや色落ちを起こすのも怖いところです。
そこで選択肢になるのが、自宅から靴を出して職人に手入れしてもらう宅配の靴クリーニングです。この記事では、衣類の宅配クリーニングで知られる「リネット」の靴専用サービスくつリネットについて、公式サイトで確認できた内容をもとに、コースの違い・料金・向いている靴・注意点を整理します。
ファッションアイテムとして靴を長く履きたい方が、「どのコースを選べば後悔しにくいか」を判断できることを目標に書いています。

くつリネットとは?靴専用の宅配クリーニングの概要
「リネット」ブランドの宅配クリーニングを手がける株式会社ホワイトプラスが、靴向けに展開しているのがくつリネットです。公式サイトによると、機械を使わず職人が1足ずつ手洗いする方式で、革靴やスウェード素材の靴も水で丸洗いするとされています。申し込みはスマホやWebから24時間でき、自宅から出せるため全国から利用できると案内されています。
| サービス名 | くつリネット(靴の宅配クリーニング) |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ホワイトプラス(東京都品川区西五反田) |
| コース | ライト(洗浄のみ)/スタンダード(洗浄+補色)/スペシャル(洗浄+補色+撥水加工) |
| 1足の料金(税込) | ライト5,500円/スタンダード7,700円/スペシャル8,800円 |
| 送料 | 1個口あたりクリーニング料金6,600円(税込)以上で往復無料。未満は2,200円(北海道・沖縄は3,300円) |
| 主なオプション | 保管(最大9ヶ月)、撥水加工、拭き上げ保証オプション |
| 申し込み方法 | Webまたはアプリからのオンライン申し込み(24時間) |
靴の手入れで印象が変わる場面と、自宅ケアの限界
靴の汚れは、ブラシや布で落とせるものと、そうでないものに分かれます。表面のほこりや軽い汚れは日頃のブラッシングで対応できますが、内側に染み込んだ皮脂汚れ、湿気で出たカビ、ニオイ、そして擦れて色がはげた部分は、自宅だけではなかなか戻りません。
こんな状態になったら見直しどき
- 白いスニーカーが全体的にくすんで見える
- 革靴やパンプスのつま先、かかとの色がはげている
- しまい込んでいたブーツを出したら、ニオイやカビが気になる
- ブランド靴で、自分で洗って失敗するのが怖い
- 近くに靴の手入れをしてくれる店がない
自宅ケアと外部サービスの線引きは、「履き潰してもよい靴」か「長く履きたい靴」かで考えると整理しやすくなります。
なお、靴の素材や取り扱いの表示は製品ごとに異なります。出す前に、靴の内側のタグや購入時の箱で素材を確認しておくと安心です。家庭用品の品質表示の考え方は、消費者庁の家庭用品品質表示法のページでも確認できます。
3つのコースを靴の状態で選ぶ
くつリネットのコースは3種類です。違いは「補色」と「撥水加工」が付くかどうかなので、まず靴に擦れや色はげがあるかを見るのが選び方の出発点になります。
ライトコース:洗浄のみ
色の補修や加工を付けず、汚れを落とすことに絞ったコースです。専用洗剤で1足ずつ手で洗います。公式の案内では、擦れや色はげがないスニーカー・ブーツ・革靴・サンダルが対象の目安です。
スタンダードコース:洗浄+補色
洗浄のあとに「補色」の工程が入ります。補色は、傷んだ部分や色が抜けた部分へ色をのせて目立ちにくくする技術です。靴本来の色に合わせて調色し、筆やスポンジで少しずつ入れていくと公式で説明されています。公式サイトでは、擦れや色はげのある靴のほか、染み抜きをしたいムートンやスウェードなどの起毛素材にも向くとされています。
スペシャルコース:洗浄+補色+撥水加工
スタンダードの内容に撥水加工が加わります。雨水や汚れを弾き、染みや汚れの予防につながるとされています。公式サイトでは、ブランドのスニーカー・パンプス・革靴、頻繁に洗えないレザーやスウェード、汚れが目立つベージュや白い靴などに向くと案内されています。
- 擦れ・色はげがなければライト、あればスタンダード以上が目安
- ライトに撥水加工だけを足すオプション(1足+1,100円・税込)もある
- 1つの注文の中で、コースを足ごとに分けて指定することもできる

くつリネットの料金を表で整理
料金は、足数ごとのパック制です。すべて税込で、公式サイトに掲載されている金額は次のとおりです。
| 足数 | ライト(洗浄) | スタンダード(洗浄+補色) | スペシャル(洗浄+補色+撥水) |
|---|---|---|---|
| 1足パック | 5,500円 | 7,700円 | 8,800円 |
| 2足パック | 7,920円 | 14,300円 | 16,500円 |
| 3足パック | 9,900円 | 19,800円 | 23,100円 |
| 4足パック | 11,880円 | 24,200円 | 28,600円 |
| 5足以上 | +2,970円/足 | +6,050円/足 | +7,150円/足 |
パックの中でコースを分けても、その足数のパックの単価が適用されます。たとえば、ライト2足とスタンダード2足なら、4足パックの料金単価で計算されると公式サイトのよくある質問に書かれています。
送料とオプション
送料は、箱や袋ひと口ごとに判定されます。その口のクリーニング料金が税込6,600円に届けば往復とも無料で、届かないと2,200円(北海道・沖縄は3,300円)が加わります。ライトコース1足(5,500円)だけを出すと送料が加わる一方、2足以上なら6,600円を超えて送料無料になるため、出すなら足数をまとめたほうが割安になりやすい仕組みです。
- 保管サービス:1足+1,100円(税込)。クリーニング後に最大9ヶ月、空調管理された室内で保管(ブーツやサンダルなど季節の靴向け)
- 撥水加工(ライトコースに追加):1足+1,100円(税込)
- 拭き上げ保証オプション:1足+1,320円(税込)。洗うと劣化すると判断された場合でも、できる限りきれいにして返却
ブランドや素材を理由にした上乗せはなく、ロングブーツでもサイズによる差はないと案内されています。公式ページには初回限定の2足以上10%OFFという表示も見られますが、内容は変わることがあるので、申し込み画面で最新の条件を確かめてください。
靴のタイプ別に考える、向き不向き
公式サイトでは、すべてのブランド・素材の靴がクリーニング可能とされています。そのうえで、靴のタイプ別に、どう考えるとよいかを整理します。
革靴・ビジネスシューズ
公式サイトでは、革靴も水で丸洗いし、機械乾燥はせず自然乾燥させると説明されています。形崩れが気になる革靴との相性を意識した工程です。つま先の色はげがあるなら、補色付きのスタンダード以上が候補になります。
ブーツ・ロングブーツ
衣替えのタイミングで出して、保管オプションを付ければ、玄関やクローゼットの場所を空けられます。ロングブーツも同じ料金です。ただし、1個口のサイズは3辺合計160cm以内という上限があるため、梱包の大きさは確認してください。
パンプス・サンダル
公式サイトのビフォーアフター例では、カビが出たパンプスをスタンダードコースで洗浄した事例が紹介されています。かかとやつま先の擦れが気になる場合は補色が役立ちます。
スニーカー・スウェード・ムートン
白いスニーカーのくすみには、ライトでも洗浄の効果が期待できますが、汚れが目立つ白やベージュには撥水付きが向くと案内されています。スウェードやムートンのような起毛素材は、染み抜きを含むスタンダードが目安です。
くつリネットを選ぶメリット
職人の手洗いと自然乾燥で、型崩れが気になる靴も任せやすい
公式サイトによると、洗う前にミストで消臭・除菌を行い、靴ひもは外して手洗いし、乾燥は自然乾燥とされています。機械洗いや機械乾燥を使わない点は、素材や形が繊細な靴を出す際の安心材料になります。
補色で、洗うだけでは戻らない色はげにも対応できる
靴は洗っても、色がはげた部分はそのまま残ります。補色付きのコースがあることで、「汚れは落ちたのに見た目が古いまま」というがっかりを減らしやすくなります。ただし、仕上がりには靴の状態による差があります。
カビ除去・染み抜き・除菌が料金に含まれる
公式サイトでは、カビ除去や染み抜きは靴を傷めない範囲で無料、洗う前の除菌・消臭も行うとされています。追加料金を気にせずコースを選べる点は明朗です。なお、すべてのカビ・染み・ニオイを取り除くことを保証するものではない旨も、公式に書かれています。
自宅から出せて、段ボールも用意してもらえる
申し込みはスマホから24時間でき、伝票や申込書の記入は不要です。ダンボールがない場合は、申し込み時に希望すれば、集荷時に無料で用意してもらえます。店舗に靴を持ち込む手間がないのは、複数足をまとめて出したい方にとって大きな利点です。
くつリネットのデメリット・注意点
- 1足だけだと割高になりやすい(ライト1足は5,500円に送料2,200円が加わる場合がある)
- クリーニングできない靴がある(破損、劣化した合皮、排泄物・嘔吐物が付着、可燃性の液体が付着など)
- 箱や紙袋、シューキーパーなどは返却されない
- 汚れ・カビ・ニオイがすべて取れる保証ではない
料金は検品後に確定するため、申し込み時点では最終的な金額が決まりません。取扱除外品が含まれると、その分を除いた足数の料金で計算されます。
特に注意したいのは、経年劣化で表面が剥がれたり、べたついたりした合皮の靴です。公式サイトでは、洗浄で悪化する可能性があるため取り扱えないと説明されています。古いお気に入りの合皮靴を出す場合は、事前に状態を確認しておきましょう。
また、梱包が不十分なために生じた汚損・紛失について、リネットは責任を負いかねるとされています。靴を袋に入れ、箱や紙袋の口をガムテープで閉じるといった基本の梱包は、省略しないようにしてください。
公式サイトでは、受け取り日から2週間以内に申請すれば再仕上げを無料で受けられるとされています。仕上がりに疑問があれば、早めに連絡するのが前提です。
評価されやすい点・気になりやすい点(編集部の整理)
公式情報と一般的な考え方から、編集部で整理しました。
評価されやすいと考えられる点
- カビ除去・染み抜き・除菌が含まれ、コース選びがわかりやすい
- 補色の有無という軸で、靴の状態に合わせて選べる
- 全国から自宅で完結でき、店舗の営業時間に左右されない
気になりやすいと考えられる点
- 靴1足あたりの料金は、自宅で洗う場合と比べて高く感じやすい
- 仕上がりまでの日数や状態は、靴によって差が出る
- 返却されないものが多く、梱包の準備が必要
どれも、「高い靴や思い入れのある靴に使う」と考えるか、「安価な靴は自分で洗う」と考えるかで評価が変わるポイントです。
自分で洗う・専門店・宅配の使い分け
| 方法 | 向く靴・場面 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| 自分で手入れ | 日常のブラッシング、履き潰してよいスニーカー | 色はげや内側の汚れ、カビには限界がある |
| 店舗の靴修理・クリーニング店 | その場で相談したい、修理も一緒にしたい | 持ち込みと受け取りの手間がかかる |
| くつリネットなどの宅配 | 足数をまとめて出したい、近所に店がない | 1足だと割高になりやすく、梱包の準備が必要 |
普段はブラッシング、お気に入りの1足だけプロに任せる、という組み合わせが現実的です。
申し込みから受け取りまでの流れ
- Webまたはアプリからコースを選び、預け日と受け取り日を指定する
- 靴をビニール袋に入れ、箱や紙袋に詰めて口をガムテープで閉じる(段ボールが必要なら申し込み時に希望する)
- 預け日に配送員へ渡す(伝票や申込書は不要)
- 工場に到着後、検品を経て料金が確定し、メールやアプリで連絡が届く
- クリーニング後、自宅で受け取る
集荷は8:00〜13:00、14:00〜16:00、16:00〜18:00、18:00〜21:00の時間帯から選べます。18時以降の集荷を希望すると、最短のお届け日が1日遅れるとされています。
失敗しない選び方のコツ
白スニーカーのくすみを取りたい方
擦れがなければライトコースが基本です。汚れが再びつくのが気になるなら、撥水加工を足す選択肢もあります。
革靴やパンプスの色はげが気になる方
洗浄だけでは色は戻らないため、補色付きのスタンダード、さらに雨の日も履くならスペシャルが候補です。
ブーツを衣替えで預けたい方
洗浄後に保管オプションを付ければ、最大9ヶ月預けられます。シーズン前に自宅へ戻る時期を、申し込み時に確認してください。
初めてで不安な方
最初は思い入れの強すぎない1足から試し、仕上がりを確認してから、本命の靴を出す方法もあります。ただし1足だけだと送料が加わりやすいため、2足以上まとめる前提で考えると割安になりやすくなります。

よくある質問(Q&A)
Q. ブランド靴でも追加料金はかかりますか?
A. ブランドや素材を理由にした追加料金は設けていないと、公式ページに記載されています。
Q. ロングブーツでも同じ料金ですか?
A. 丈の長さによる料金差はないと、公式のよくある質問に書かれています。
Q. 段ボールがない場合はどうしますか?
A. 紙袋でも構いません。段ボールがほしいときは、申し込みの際に手配を希望すると、集荷の当日に無料で持ってきてもらえます。
Q. 箱やシューキーパーは返してもらえますか?
A. 返却されません。靴以外の同梱物は破棄されるため、必要なものは入れないようにしてください。
Q. 仕上がりに納得できなかったときは?
A. 受け取り日から2週間以内に申請すれば、再仕上げを無料で承ると公式サイトに記載されています。
Q. 洗えなかった場合はどうなりますか?
A. 靴の状態によっては、洗うと傷むと判断されることがあります。その場合に拭いてできる限り整えて返す「拭き上げ保証オプション」が、1足1,320円(税込)で選べます。
くつリネットはこんな方におすすめ
- 革靴・ブーツ・パンプス・ブランドスニーカーなど、長く履きたい靴がある方
- 色はげや擦れも含めて、見た目を整えたい方
- 近くに靴の手入れをしてくれる店がない方
- 衣替えのタイミングで、靴もまとめて預けて整理したい方
反対に、1足だけを安く済ませたい方や、破損・劣化の進んだ靴を修理したい方には、別の方法が合う場合があります。サービスに不安や疑問がある場合は、国民生活センターの相談窓口のように、中立の相談先を知っておくのも一つの備えです。
まとめ
くつリネットは、靴の状態に合わせて洗浄・補色・撥水の組み合わせを選べる、靴専用の宅配クリーニングです。擦れがなければライト、色はげがあればスタンダード、雨や汚れ対策までならスペシャルというのが基本の考え方でした。
一方で、1足だと割高になりやすい点、取り扱えない靴がある点、箱が返らない点には注意が必要です。料金や条件は変更される可能性があるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認してください。


