「おしゃれは足元から」という言葉があるように、靴は全身の印象を左右する重要なアイテムです。しかし靴の種類は多く、どれを選べばいいのか迷ってしまう男性は少なくないでしょう。
この記事では、メンズ靴の基本的な種類と特徴、選び方のポイント、コーデとの合わせ方までを網羅的に解説します。正しい靴選びの知識があれば、コーデ全体のレベルがぐっと上がります。

メンズ靴の基本的な種類
まずはメンズ靴の代表的な種類を知っておきましょう。それぞれの靴がどんなシーンに向いているかを理解すると、選びやすくなります。
スニーカー
最もカジュアルで汎用性の高い靴がスニーカーです。カジュアルコーデの定番アイテムで、Tシャツ×デニムからジャケットスタイルまで幅広く対応できます。白のレザースニーカーは「きれいめカジュアル」の足元に最適で、大人の男性が1足は持っておきたいアイテムです。ハイテクスニーカーよりもローテクのシンプルなデザインのほうが、大人のコーデに合わせやすい傾向があります。
ローファー
靴紐がなく、足を滑り込ませるだけで履けるスリッポンタイプの革靴です。カジュアルにも使えるうえ、ビジネスカジュアルの足元としても活躍します。タッセルローファーやビットローファーなどのバリエーションがあり、デザインによって印象が変わります。革靴の堅さが苦手な方でも、ローファーなら気軽に取り入れられます。
ドレスシューズ(革靴)
ビジネスシーンやフォーマルな場で欠かせないのがドレスシューズです。代表的なデザインとして、ストレートチップ(つま先に一文字の切り替えがあるデザイン)、プレーントゥ(装飾のないシンプルなデザイン)、ウイングチップ(W字型の装飾があるデザイン)などがあります。最初の1足はブラックのストレートチップが万能です。
ブーツ
くるぶしを覆う丈の靴の総称です。チャッカブーツ、サイドゴアブーツ、ワークブーツ、チェルシーブーツなどの種類があります。秋冬のコーデに重厚感をプラスするアイテムで、パンツの裾との相性によって印象が大きく変わります。サイドゴアブーツはきれいめにもカジュアルにも使える万能ブーツとして人気があります。
デッキシューズ・モカシン
もともと船の甲板(デッキ)で履くために作られた靴で、カジュアルでリラックスした印象を与えます。春夏のカジュアルコーデの足元として活躍しますが、きれいめなスタイルにはやや合わせにくいので、休日使いがメインになります。
サンダル
夏の足元に欠かせないサンダルは、レザーサンダルやスポーツサンダル、グルカサンダルなどの種類があります。大人の男性がサンダルを履く場合は、レザー素材やシンプルなデザインのものを選ぶときちんと感が保てます。ビーチサンダルはカジュアルすぎるため、街履きには避けたほうが無難です。

失敗しない靴の選び方
靴選びで失敗しないためのポイントを、サイズ・色・素材の3つの観点から解説します。
サイズ選びのポイント
靴のサイズ選びは、服のサイズ選びとは異なる注意点があります。必ず試着して、以下のポイントを確認しましょう。
つま先に1〜1.5cmの余裕があること(捨て寸)。横幅が窮屈でないこと。かかとが浮かないこと。靴の中で足が前後にズレないこと。
足のサイズは左右で微妙に異なることがあるため、必ず両足で試着してください。また、夕方は足がむくんで大きくなるため、できれば夕方以降に試着すると、一日中快適に履けるサイズが見つかりやすくなります。
最初に揃えるべき色
靴の色選びで迷ったら、以下の3色を優先的に揃えましょう。
ブラック:フォーマルからカジュアルまで万能。革靴は必ずブラックから。白:清潔感があり、カジュアルコーデを格上げ。白スニーカーは必需品。ブラウン:ジャケットスタイルやきれいめカジュアルとの相性が良い。
この3色があれば、ほとんどのコーデに対応できます。
素材の選び方
靴の素材は大きく分けてレザー(革)、スエード、キャンバス、ナイロンなどがあります。レザーはきれいめなスタイルに、キャンバスやナイロンはカジュアルなスタイルに向いています。スエード素材は革よりもやわらかい印象で、カジュアルからきれいめまで幅広く使えるため、2足目以降に取り入れるとコーデの幅が広がります。
コーデに合った靴の選び方
靴はコーデの「格」を決定するアイテムです。全体のスタイルに合った靴を選ぶことで、統一感のあるコーデが完成します。
きれいめコーデの足元
ジャケットスタイルやシャツスタイルのきれいめコーデには、革靴やローファーがベストマッチです。レザースニーカーも、きれいめコーデの足元を程よくカジュアルダウンさせるのに使えます。カジュアルすぎるスニーカーを合わせると、コーデ全体のバランスが崩れるので注意しましょう。
カジュアルコーデの足元
Tシャツ×デニムなどのカジュアルコーデには、スニーカーが王道です。ただし、カジュアルコーデでも白のレザースニーカーを選ぶと、足元だけきれいめ感がプラスされて大人っぽく仕上がります。ボリュームのあるハイテクスニーカーはストリート感が強くなるため、大人コーデにはシンプルなローテクスニーカーのほうが合わせやすいです。
ビジネスシーンの足元
ビジネスシーンでは、ドレスシューズが基本です。スーツにはブラックのストレートチップが最もフォーマル度が高く、間違いのない選択です。ビジネスカジュアルであれば、ローファーやブラウンの革靴も許容される場合が多いです。職場のドレスコードに合わせて選びましょう。
パンツとの相性
靴とパンツの組み合わせも重要なポイントです。スリムパンツにはスリムなフォルムの靴が合い、ワイドパンツにはある程度ボリュームのある靴がバランス良く見えます。アンクル丈のパンツにはローファーやスリッポンが好相性で、足首が見えることで軽やかさと抜け感が生まれます。

靴のお手入れ方法
靴は消耗品と思われがちですが、きちんとお手入れすれば長く愛用できます。基本的なメンテナンス方法を覚えておきましょう。
革靴のお手入れ
革靴は定期的にクリームで保湿することで、革の乾燥やひび割れを防げます。お手入れの基本的な流れは、ブラシでほこりを落とす→クリーナーで汚れを拭き取る→クリームを塗って保湿する→布で磨いてツヤを出す、という手順です。月に1回程度のお手入れで十分です。
スニーカーのお手入れ
白スニーカーは汚れが目立ちやすいため、こまめなケアが必要です。履く前に防水スプレーをかけておくと汚れがつきにくくなり、汚れても落としやすくなります。ソールの汚れはメラミンスポンジで簡単に落とせます。
スエード靴のお手入れ
スエードは専用のブラシで毛並みを整えるのが基本です。汚れがついたら消しゴムタイプのスエードクリーナーで擦り落とします。防水スプレーは購入直後に必ずかけておきましょう。スエードは水に弱いため、防水処理が長持ちの秘訣です。
シューキーパーで形を保つ
革靴には必ずシューキーパーを入れて保管しましょう。シューキーパーは靴の形を維持するだけでなく、木製のものは湿気を吸収して靴の中を乾燥させる効果もあります。靴を長持ちさせたいなら、シューキーパーへの投資は必須です。
靴にまつわるよくある疑問
靴選びや履き方について、よくある疑問にお答えします。
靴下の色はどう合わせる?
靴下の色選びの基本ルールは「パンツの色に合わせる」です。パンツと靴下の色を統一すると、脚がすっきり長く見えます。カジュアルコーデでは靴下で遊ぶスタイルもありますが、大人のきれいめコーデでは統一感を重視したほうが失敗しません。
何足くらい持つべき?
最低限必要なのは、革靴(ブラック)、白スニーカー、ブラウンのローファーまたは革靴の3足です。ここにブーツやカジュアルスニーカーを加えて5足あれば、ほとんどのシーンに対応できます。
靴のローテーションは必要?
毎日同じ靴を履くと、汗が乾ききらず革が劣化しやすくなります。特に革靴は、1日履いたら最低1日は休ませるローテーションが理想です。2〜3足をローテーションすることで、1足あたりの寿命が大幅に延びます。

まとめ
メンズ靴は、スニーカー、ローファー、ドレスシューズ、ブーツなど種類が多いですが、基本を押さえれば選び方は難しくありません。サイズは必ず試着して確認すること、最初に揃えるべき色はブラック・白・ブラウンの3色であること、コーデの「格」に合った靴を選ぶことが失敗しないポイントです。
まずは白のレザースニーカーとブラックの革靴を揃えるところから始めてみてください。この2足があれば、カジュアルからきれいめまでほとんどのシーンに対応できます。靴選びに自信がつくと、コーデ全体が格段にレベルアップしますよ。

参考リンク:

