ジャケットは、大人の男性にとって持っておきたい定番アイテムのひとつです。しかし種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メンズジャケットの種類と特徴、失敗しない選び方のポイント、そして実際のコーデ術までを初心者にもわかりやすく解説します。1着の選び方を間違えなければ、ジャケットはあなたのおしゃれの強い味方になってくれます。

メンズジャケットの主な種類
まずはメンズジャケットの代表的な種類を押さえましょう。それぞれのジャケットの特徴と、向いているシーンを理解しておくと選びやすくなります。
テーラードジャケット
テーラードジャケットは、仕立て屋(テーラー)が仕立てた上品なジャケットの総称で、メンズジャケットの王道です。きちんと感とおしゃれ感を同時に演出でき、ビジネスカジュアルからデートまで幅広いシーンで活躍します。襟の形はノッチドラペル(V字型の切り込みのある襟)が定番で、2つボタンのシングルブレストが最もスタンダードなデザインです。
デニムジャケット(Gジャン)
デニム素材で作られたカジュアルジャケットで、カジュアルコーデの定番アイテムです。Tシャツの上にさっと羽織るだけでコーデが完成する手軽さが魅力です。色はインディゴ(濃紺)とライトブルー(色落ち加工)が基本で、インディゴのほうが大人っぽく着こなせます。
MA-1(フライトジャケット)
もともとパイロット用に作られたミリタリージャケットで、ナイロン素材のボンバージャケットとも呼ばれます。丸みのあるシルエットとリブの襟・袖・裾が特徴です。カジュアルコーデのアウターとして人気がありますが、着こなし次第ではきれいめにも合わせられます。
レザージャケット(ライダース)
革素材のジャケットで、ライダースジャケットとも呼ばれます。男らしさとワイルドさを演出するアイテムで、シンプルなコーデに羽織るだけで一気に雰囲気が変わります。シングルライダースのほうがダブルライダースよりも合わせやすく、初心者にはおすすめです。
ブルゾン・スタジャン
ブルゾンは裾がリブやゴムで絞られた短い丈のジャケットの総称です。スタジャン(スタジアムジャンパー)もブルゾンの一種で、スポーティーかつカジュアルな印象を与えます。秋冬のカジュアルコーデに取り入れやすいアイテムです。
ナイロンジャケット・マウンテンパーカー
アウトドアブランド発祥の防水・防風性能を備えたジャケットです。近年はタウンユースとしてもすっかり定番になり、カジュアルからストリートまで幅広いスタイルに使われています。軽量で撥水性のあるものは、季節の変わり目の羽織りものとして便利です。

失敗しないジャケットの選び方
種類がわかったところで、実際にジャケットを選ぶ際のポイントを解説します。
サイズ感がすべてを決める
ジャケット選びで最も重要なのがサイズ感です。特にチェックすべきポイントは以下の3つです。
肩幅:ジャケットの肩のラインが自分の肩と合っていることが大前提です。肩が落ちすぎるとだらしなく、肩がきついと窮屈な印象になります。
着丈:お尻が半分隠れるくらいの着丈が、大人っぽくきれいに見える長さです。短すぎるとカジュアルすぎ、長すぎると野暮ったく見えます。
袖丈:シャツの袖が1〜1.5cmほど見えるのが理想的な長さです。中に着るシャツの袖が少し見えることで、コーデにレイヤード感が生まれます。
素材で季節感を出す
ジャケットは素材によって印象と使えるシーズンが大きく変わります。春夏はリネンやコットン、ポリエステルなどの軽い素材を。秋冬はウール、ツイード、フランネルなどの厚みのある素材を選びましょう。通年で使いたい場合は、ウールとポリエステルの混紡素材が汎用性が高くおすすめです。
最初の1着は無地のベーシックカラー
ジャケットを初めて買う方は、無地のネイビーかダークグレーから始めましょう。この2色はどんなインナーやボトムスにも合わせやすく、ビジネスでもカジュアルでも使える万能カラーです。柄物やライトカラーは、ベーシックな1着を持ったうえで2着目以降に挑戦するのが失敗しないコツです。
裏地とディテールをチェック
ジャケットの品質を見分けるポイントは、裏地やボタン、ステッチなどのディテールです。裏地がきれいに仕上がっているジャケットは着心地も良く、長く使えます。ボタンもプラスチック製よりも水牛やナットなどの天然素材のほうが高級感があります。
ジャケットを使ったコーデ術
ジャケットを選んだら、次はコーデの組み立て方を覚えましょう。基本的な合わせ方をマスターすれば、さまざまなシーンに対応できます。
ジャケット×白Tシャツ×デニム
テーラードジャケットの下に白Tシャツ、ボトムスにダークデニムを合わせる王道のカジュアルスタイルです。きれいめジャケットとカジュアルなデニムのギャップが、「がんばりすぎないおしゃれ感」を演出するバランスの良いコーデです。足元はレザースニーカーかローファーが好相性です。
ジャケット×シャツ×スラックス
ビジネスカジュアルの基本となるコーデです。ネイビーのジャケットに白シャツ、グレーのスラックスを合わせれば、オフィスにふさわしいきちんと感が出ます。ネクタイなしでも十分様になるので、堅すぎずラフすぎないちょうどいい印象を与えられます。
ジャケット×パーカー
ジャケットの中にパーカーを着るスタイルは、カジュアルときれいめの絶妙なミックスが楽しめるコーデです。パーカーのフードをジャケットの襟の外に出すのがポイントで、こなれた雰囲気が生まれます。グレーのパーカーにネイビーのジャケットは鉄板の組み合わせです。
デニムジャケット×チノパン
デニムジャケットにチノパンを合わせたアメカジスタイルは、休日のお出かけにぴったりです。デニムオンデニム(上下デニム)は上級者向けなので、ボトムスはチノパンやカーゴパンツなど別素材を選ぶのが安心です。
季節別ジャケットの使い分け
ジャケットは季節に合わせて選ぶことで、1年を通して活躍するアイテムです。
春のジャケット
春はコットンやリネン素材の軽いジャケットが最適です。色もネイビーやベージュなど明るめのカラーを選ぶと、春らしい爽やかな印象になります。裏地がない「アンコンジャケット」は軽くて動きやすく、春のヘビーローテーションアイテムになります。
夏のジャケット
夏場でもジャケットが必要なビジネスシーンには、サマージャケットが便利です。通気性の良いメッシュ素材や薄手のポリエステル素材のジャケットなら、暑さを軽減しながらきちんと感を保てます。色はネイビーやライトグレーが涼しげです。
秋のジャケット
秋はウールやフランネル素材のジャケットで季節感を出しましょう。チェック柄のツイードジャケットは秋の雰囲気にぴったりです。ブラウンやオリーブなどの秋カラーを取り入れるのもおすすめです。
冬のジャケット
冬はジャケット単体での防寒は難しいため、中にニットを着たり、上からコートを羽織ったりするレイヤードが基本になります。厚手のウール素材やフリース裏地のジャケットを選ぶと、インナーとしても温かく過ごせます。
ジャケットのお手入れと保管
ジャケットを長く使うために、基本的なお手入れと保管方法を覚えておきましょう。
着用後のブラッシング
ジャケットを脱いだら、洋服ブラシでほこりや汚れを払う習慣をつけましょう。ブラシをかけるだけで繊維の流れが整い、毛玉の予防にもなります。特にウール素材のジャケットは、ブラッシングの有無で持ちが大きく変わります。
ハンガー選びが重要
ジャケットは必ず厚みのある木製ハンガーにかけて保管しましょう。細い針金ハンガーやプラスチックハンガーでは肩の形が崩れてしまいます。肩先が丸みを帯びた厚手のハンガーを使うと、ジャケットの形をきれいにキープできます。
クリーニングの頻度
ジャケットのクリーニングは着用頻度にもよりますが、シーズンに1〜2回が目安です。クリーニングしすぎると生地が痩せてしまうので、普段はブラッシングと風通しで対応し、汚れやシミが気になったときにクリーニングに出すのがベストです。

まとめ
メンズジャケットは、テーラードジャケットを筆頭に、デニムジャケット、MA-1、レザージャケットなど多くの種類があります。選び方のポイントは、サイズ感を最優先にすること、素材で季節感を出すこと、そして最初の1着はベーシックカラーの無地を選ぶことです。
ジャケットは「羽織るだけで大人っぽくなれる」便利なアイテムです。まずはネイビーのテーラードジャケットを1着手に入れて、Tシャツ×デニムの上に羽織るところから始めてみてください。きっとコーデの幅が一気に広がるはずです。

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