四股踏み前の「腰割り」に想像以上の健康ダイエット効果
お相撲さんの四股踏みといえば、足を高く上げて地面に下ろす動作が華やかで見物ですよね。実は四股踏みの時に足を開いて腰をまっすぐに落とすあのポーズに、ダイエットに効果的な要素がたくさん詰まっているんです!
四股の基本動作「腰割り」にはどんな効果があるの?
お相撲さんは重心を低く安定させるために四股を踏んで、太ももの筋肉や体幹を鍛えるそうです。このことから分かるのは、四股踏みで大事なのは脚を上げる前の、両脚を大きく開く動作だということです。
・健康的にダイエット
太ももの大きな筋肉を鍛えることで、基礎代謝がアップし健康的で痩せやすい体質になります。股関節が柔らかくなることで骨盤のゆがみも矯正し、リンパの流れが良くなり下半身のむくみ解消にも効果があります。食事制限なしでダイエットできるので、リバウンドの心配がないのも嬉しいですね。
・筋力の向上
主に大臀筋(お尻の筋肉)やハムストリング(太もも裏の筋肉)の筋力を向上させ、引き締まった後ろ姿を手に入れることができます。普段の生活では衰えやすい部分なので、かなり嬉しい効果ですね。
・ケガをしにくくなる
四股踏みは股関節まわりの筋肉を鍛えることで柔軟性や敏しょう性もアップするので、関節そのものへの負担が減りケガをしにくくなります。
四股の基本ポーズ「腰割り」を極めていきましょう。
~腰割りのやり方~
ポイントはゆっくり動くことです。まずはチャレンジしてみましょう!
①足を肩幅より少し広く開いて立ちます。
②つま先は外側に向け(できたら120~180度が理想)、膝とつま先が同じ方向になるように開きます。
③地面に対して垂直になるように真っ直ぐ上体を落として行きます。この時、お尻が後ろに突き出たり、つま先より膝が前に出ないように気をつけます。
④膝の高さまで腰を落としたところで5~10秒キープし、ゆっくりと腰を元の高さに戻します。
この動作を1セットとし、1日10回行うことでダイエット効果や健康効果が得られます。
~「肩入れ」をプラスしてさらにストレッチ~
腰割りのポーズに「肩入れ」というストレッチをプラスすることで、肩甲骨周りの筋肉をほぐし、内ももの柔軟性が上がります。
①腰割りのポーズをとり、腰を膝の高さまで落とします。右手は右ひざに、左手は左ひざに乗せておきます。
②右の肩を左ひざに近づけるようなイメージで、上半身ごとひねりながら肩を内側へぐっと入れます。この時、右手で右ひざを押すとスムーズです。内ももと肩甲骨周りがぐーっとストレッチされ、気持ちいいと感じるところで5~10秒キープしましょう。
③これを左右数回繰り返し、ゆっくり元の体勢に戻しましょう。しばらくすると、驚くほど身体が軽く感じますよ。
初めは無理なく、徐々に柔らかくなります
お相撲さんの身体は日々の鍛錬によって非常に柔軟です。初めからお相撲さんのように足を開いた腰割りはできなくていいのです。むしろ無理をすると筋などを痛めてしまいますので、初めは自分のできる範囲、ここが伸びて気持ちが良いなと感じるくらいの開き具合で行いましょう。
毎日続けることで徐々に股関節周りも柔らかくなり、無理をしなくてもきれいな腰割りができるようになります。その頃には体重や体形に効果も出るはず。ぜひ今日から試してみてはいかがでしょうか。