メンタル安定のカギは腸~食物繊維を効率よく摂ろう~
脳腸相関とは
腸は、免疫力をつかさどる機能を持っています。
これは脳にも共通しているため、腸は「第二の脳(セカンド・ブレイン)」とも呼ばれているのです。
腸内では、セロトニンという成分が作り出されます。
神経伝達物質として脳に運ばれ、良好な精神状態を作る働きを持つのがセロトニン。
また、睡眠ホルモンであるメラトニンを作る役割もあり、睡眠の質の向上にも一役買っています。
腸内環境改善には食物繊維
食物繊維にはお通じ改善だけでなく、代謝を促進するビタミンB群を生成する働きも持つのです。
一口に食物繊維と言っても、以下の二種類に分けられます。
悪玉菌を減らし、発ガン性物質などの有害物質を排除してくれる働きを持つのが不溶性食物繊維。
糖の吸収を穏やかにし、血糖値の上昇を抑える働きを持つ水溶性食物繊維。
こちらは、余分なコレステロールを排出してくれる働きもあります。
食物繊維を上手に摂ろう
よく「レタス○個分の食物繊維」という表記を目にしますが、レタス一個に含まれる食物繊維は約4g。
こうやって見ると、食べるのが大変な割には食物繊維摂取の効率は悪く感じますね。
例えばアボガド一個には約6g、納豆一パックには約5g、中くらいの大きさのサツマイモ一本には約8gの食物繊維が含まれています。
と考えると、実は、葉物野菜よりも根菜や豆類、海藻類の方が食物繊維を効率的に摂取できるのです。
また、お米にも食物繊維は含まれているので、主食に麺類やパン類を選びがちな方は、食生活を見直してみるのも良いでしょう。
まとめ
食物繊維をたくさん摂るのは大変と思われがちですが、今回ご紹介した食材を活用することで、ハードルをいくらか下げる事ができるのではないでしょうか。
市販のお惣菜でしたら、切り干し大根やきんぴらごぼうもオススメです。
さらに、整腸作用のあるオリゴ糖や発酵食品と組み合わせれば、相乗効果も期待できますよ!
食物繊維をしっかりと摂取して、ストレスと戦える腸内環境を目指していきましょう。