ストレスを改善するために安静ホルモンのアセチルコリンを上げよう
皆さんは、アセチルコリンという物質をご存知ですか?体を興奮させて、天敵との戦いに備える交感神経系のアドレナリン作用とは逆に、アセチルコリンは興奮を鎮静し、睡眠をとったり食事の際に出てくる神経伝達物質です。アドレナリンが出続けている状況では体が緊張してしまいます。逆の作用を持つアセチルコリンをより放出させるにはどのようにすればいいのでしょうか。
アセチルコリンとストレス
アセチルコリンは、リラックスした時に放出されるホルモンですが、体や心を落ち着けるためにもアセチルコリンの働きが重要です。精神的に傷つきやすかったり、不安定になったりしている人はアセチルコリンの働きが抑制されているといわれています。アセチルコリンが少ないことでどうしても緊張したままで体や心が保たれてしまい、普段の些細なことでも大きなストレスと感じるようになってしまいます。悩みがずっとこびりついて離れてくれない、周囲の出来事が気になってしまうという場合にはアセチルコリンの働きが足りていないのかもしれません。
アセチルコリンを放出させるためにはとにかくリラックス!
アセチルコリンの自発放出を促すためには、リラックスする環境にいるということが大切です。アセチルコリンを放出させるためには、リラックスのために音楽を聴くということをお勧めします。自分の好きな音楽がいいのですが、あまり激しいものよりもクラシックや歌詞のよくわからない洋楽などをお勧めします。また、サボテンなどの植物を置くことも効果的です。植物の香りを楽しむだけでも強いリラックス効果があるので試してみてください。また、眠るときだけではなくお家でゆっくりとパックをするときや、スキンケアをする際には暗い部屋で行ってみてください。職場などでゆっくりとリラックスするということは難しいかもしれませんが、ぜひおうちなどゆっくりできるときに試してみてはいかがでしょうか。